相続の税理士を依頼

2011年09月30日 11時36分

私がまだ幼いころの話です。祖父が亡くなり、その1年後に後を追うように祖母も亡くなって、父やその兄弟が集まり遺産相続の税理士をお願いしました。法的に有効な遺書が残っていなかったので、相続の税理士さんと共に遺産配分を決めていたようです。父の実家は農家でした。しかし、後を継いだ人がいなかったので残された土地をどうするかについて話し合いが持たれました。当初は全て農地として売却する予定でいたのですが、相続の税理士さんの方に問い合わせがあったとのことで、借地にすることに決まりました。


しかし、その後突然のように、税理士さんのもとへリゾート関係の会社の弁護士が現われたそうです。何でも、その土地を全てうちの会社へ売って欲しいとのこと。農地を一般の土地に変えて売却するのは通常は禁止されており、もし変更を希望するならかなり煩雑な手続きが必要なのですが、それは会社でやるから安心して欲しいと言うような話でした。父があの場所をどうする予定なのかを尋ねると、山を削ってゴルフ場を建設したいとのこと。また、兄弟で話し合いの場が持たれました。


その周辺一帯は農家ですから、ゴルフ場が出来れば土地が汚染され、他の家にも迷惑がかかってしまいます。しかし、相続の税理士さんを通じて提示された土地の価格はかなり高額でした。相続の税理士さんは煩雑なことは避けた方が良いのではと言われたそうですが、兄弟の間では意見が割れたようです。しかし、死んだ祖父母の気持ちを考え、結局一部を農地として売却、一部を借地として所有、という形になりました。その後、相続の税理士さんも迅速に動いて下さり土地は守られたのです。今でも帰省した折、そこに昔と変わらぬ畑が広がっているのを見るとほっとします。